人工関節手術とは

OVERVIEW

当院では日常的に毎日行われる手術(手術時間1~2時間程度、入院期間1~2週間)で、
ほぼ確実に良好な成績が得られます。

人工関節手術とは

変形性関節症、関節リウマチ、骨壊死などによって損傷した関節面をセラミックやチタン合金などの金属などでできた人工関節に入れ替え、痛みを楽にし、歩行能力、日常生活を改善させる目的の手術です。
手術は当院では通常1~2時間程度で終わり入院期間も1〜2週間程度の短期間で済みます。手術成績は非常に安定しており、ほぼ確実に痛みから解放され通常の生活ができるようになります。

近年、手術技術や手術後の疼痛管理方法が進歩し、以前に比べより患者さんの負担が少なく手術することが可能となりました。そのため手術翌日より歩行練習も可能となり入院期間も以前に比べ短くなってきています。
手術後はほぼすべての患者さんで日常生活動作において以前に比べ改善が期待できます。しかしながら可動域(関節の動き)が悪い患者さん、背中が曲がってきてしまっている患者さんは残念ながら回復に限界があります。そのため手術後のリハビリ回復や合併症発生の点から、できるだけ関節の変形がひどくなる前に、年齢的に75歳以前に手術を検討頂くことが良好に回復して頂くために望ましいと思われます。

人工関節の利点

  • 関節の痛みが楽になります。日常生活が楽に過ごせるようになります。
  • 関節が以前より動くようになります。

人工関節の問題点

  • 手術ですので、手術に関する合併症の問題があります。そのため、手術件数の多い病院での手術をお勧めします。
  • 10〜20年以降に入れ替えの手術が必要となる場合があります。手術件数が多く手術に慣れた病院ほど人工関節の耐用期間は長いとされています。