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治療方法

治療は主に保存療法と手術療法に分けられます。保存療法にて症状が改善されず、日常生活に支障を来たす場合は手術の適応となります。

保存治療

①日常生活指導

股関節に負担をかけない生活を指導します。具体的にはしゃがみこみ、和式トイレ、長距離歩行、階段昇降などをできるだけ制限しエレベーターなどの使用を勧めます。

 

 

②体重コントロール

変形性股関節症進行の大きな要因は肥満です。自己肥満度指標であるBMI(body mass index)=体重(kg)÷身長(m) ×身長(m)を自覚して頂き、減量を指導します。BMIの正常値は20-24とされています。

 

 

③内服治療

一般的に非ステロイド性抗炎症薬や湿布の投与が行われています。

現在の所、コンドロイチン酸、ヒアルロン酸内服効果の確実性は明らかではありません。

 

 

④リハビリ治療(理学療法)

除痛のために患部を温める温熱療法や運動療法として大腿四頭筋を中心に筋力増強訓練を指導します。

 

 

股関節を外に広げる筋肉(外転筋)の筋力の低下が進むと股関節の変形が進行します。そのためにもプール内歩行やチューブトレーニングなど専門のリハビリ指導を受けられることをお勧めします。
当院ではリハビリでの筋力訓練指導や定期的に患者さん皆で合同で行う運動療法などを行っています。

 

股関節が動かなくなると、腰や膝に負担がかかり、こちらも悪くなってしまうことを多く認めます。患者さんの中には股関節だけでなく、膝や腰の手術もしなければならない患者さんも見えます。その様にならないためにも専門のリハビリ指導により関節が固まらないように訓練することも大切です。

 

 

⑤装具療法

脚の長さが異なると、腰の骨が曲がり(側彎症)や膝に負担がかかり、腰椎すべり症、変形性脊椎症、変形性膝関節症などの悪化の原因となります。靴の底に厚みをつけて(補高)、その様なことが生じるのを予防します。また腰の変形もある方にはコルセットを作成し、変形悪化を予防します。