“世界一のありがとう”を目指して

MIS人工膝関節置換術

MIS手術は近年人工関節手術で非常に進歩が見られた分野です。以前は膝関節前面より20~30cmの皮膚切開にて手術を行っていましたが、現在MIS手術の進歩により、膝関節の前内側より10~12cmの皮膚切開で手術が可能となりました。

 

以前は筋肉や腱の切離が必要であったため、術後出血や術後回復にどうしても時間が必要でしたが、現在のMIS手術では筋肉や腱の切離をできるだけ少なく手術をすることが可能となり、非常に早い術後回復が得られます。そのため術後翌日より歩行可能な患者さんも見られます。

当院でも90%以上の患者さんにMIS手術を施行しています。しかしながら、肥満や骨の変形が強い方には行うことができないため通常の方法で行います。また小さな傷で手術をするため、経験の浅い医師が手術を行うと合併症の発生率が高いとされています。当院ではMIS手術の数多くの経験から、適応患者さんを限定し通常手術と合併症の発生率が変わらない成績を報告しています。

 

■ MIS手術の利点として

  ①痛みが少ない
  ②筋力や歩行能力の回復が早い
  ③見た目に傷が小さい(審美面)
  などの利点があります。

 

■ MIS手術の問題点

  ①適応となる患者さんが限定される
  (肥満、変形の強い患者さんは適応となりません。)

  ②合併症の発生率が高い
  (手術経験の多い外科医が行えば発生率に差はないとの報告もあります。)